こんにちは。
出張ダンスレッスンhow to flyダンスアカデミーです。
前回の記事では、〜こんにちは。私がみんなの先生です〜と題して、「挨拶と先生への意識向け」についてお話させていただきました。
今回は〜子どもが主役のレッスン〜をお送りします。
少し話がそれるのですが、私が小学校の時、たまに外部の先生をお呼びしての特別授業がありました。
そこで忘れられない授業がありました。
確か国語の時間で「逆さ言葉(逆から読んでも同じ)」の授業だったと思うんですが、それこそ前回の記事で少し話題に出した“号令”の際に、日直が「これから5時間目の授業を始めます」とみんなの姿勢を正した時、その特別講師の先生がおっしゃいました。
「『授業』はやめて『学習』にしよう。『授業』の『授』の字には『受』という字が使われているよね。それは(生徒の)みんなが『受ける』ということ。でも僕が今日みんなとやりたいことは『学習』。先生が一方的に伝えるのではなく、みんなにもたくさん参加してほしいんだ。みんなが自ら学んで習う。だから今日の号令は『5時間目の学習』にしよう。」
小学6年生の少女華子は「楽しそう」と感じ、同時に一種の感動を覚えました。
※感動する少女華子
ちなみにその学習の内容は何一つ覚えていませんが(笑)、15年ほど経った今でもはっきりとその時のことは覚えています。
そして子どもたちに教えるようになってからは、私が一方的に教えるだけのレッスンではなく、子どもたちと一緒に作り上げていくレッスンにしようと心がけるようになりました。
ではどのようなことをやっているかというと、
子どもの声を引き出す
です。
レッスンなのに?と思う方もいると思いますが、決して好き勝手喋らせるわけではありません。
必要な時に必要なことを喋らせます。
もう少し具体的にお話しすると
①レッスンのはじまりの「こんにちは」のご挨拶は元気よく、元気がなかったらやり直し
②わかったかどうかの確認は「わかった人〜?」と大げさに聞き、きちんと「はい!」と言わせる
③ウォーミングアップの「ミュージックスタート!」を子どもたちに言わせる
④ストレッチのカウントはみんなで数える
⑤どんどん質問し、子どもたちに考えさせ、答えさせる
などなど・・・
あれ?レッスンのはじまりの話じゃないの?と思った方、すみません。
そうです!レッスンのはじまりに「レッスンはみんなで声を出していいんだよ!」というのをみんなの意識に植え付け、積極的に参加せます。
①については前回の記事でお話した通りです。
②に関しては、前回の記事の意識向けの延長線上にあります。
先生が話し、子どもたちの意識をこちらに向ける。
舵取り役は先生であることを認識してもらった上で、でもみんなもどんどん声出していこうね!というのがお返事になります。
声を出すとテンション上がりますよね。
特に子どもは、周りが大きい声出しているとつられて大きい声を出す傾向があります。
そうすると場の空気も暖かくなります。
となると、③や④も声を出すことによって子どものテンションを上げていることがわかると思います。
幼稚園・保育園でのレッスンはとにかく子どものテンションが大切です。
そして子どもたちは先生の話をただ聞いているだけではなく、声を出すことによって「参加している」気持ちになります。
喋る子どもたち
どうしても先生だけがテンション上がってくると、どんどん先生だけが熱くなり、結果、子どもが置いてきぼり・・・という現場を見ることがあります。
一人だけテンション上がっている人を見ると、なんだか引いちゃうな・・・という時ありませんか?
子供も同じです。
でもレッスンの主役って、先生でしょうか?
違いますよね。
主役が置いてきぼりなんてことはないですよね。
でも舵取りは先生。
だからコール&レスポンスが大事になります。
レスポンス、しっかり受け取れていますか?
声を出し、開放的な気分になる=テンションが上がる
テンション高く身体を動かしていると、最初は「なんだかよくわからないけど楽しい!」だったのが、だんだんと「ダンスの時間って楽しい!」に変わってきます。
そうすると、週1回・月1回のレッスンが楽しみになってきます。
もちろん、このお返事はレッスンのはじまりだけではなく、レッスン中でも使えます。
そして具体例の④・⑤に関しては、レッスン本編での話になるので、次回詳しくお話したいと思います。
・・・やっとレッスン本編まで来ましたね。
次回の更新もお楽しみに!!
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